奈良県中小企業団体中央会の佐藤進会長はミッション団を代表して、奈良県は中小企業を取り巻く経済環境があると紹介しました。奈良県は日本が国家としての形づくられ始めた時代の都であり、3つの世界遺産をはじめとする歴史遺産や文化が先人から受け継がれ、今日にいたるまで大切に守り伝えられています。人口は約128万人で高齢化や労働力人口の減少というものんだいが顕在化しています。ダナンへの訪問は「外資企業の誘致を進めているダナン市と、地方政府間の交流だけではなく、経済面での交流を図りたい」と述べていました。
ダナン市人民委員会事務局ヒュンリエンフォンは副局長はダナン市の発展方策において、日本は戦略的な投資家です。投資面で、日本は2024年12月迄、274投資案件を登録し、投資資本金総額が12億米ドルであり、第一位の投資国です。日本投資家は製造業、情報技術産業、サービス業を中心に投資しています。日本への輸出額は2024年に6.17億米ドルに達し、機械、電子、縫製が主要な輸出品です。今後、ダナン市は日本企業、投資家に対して、ハイテク製造業、ロジスティクス、国際金融センター、自由貿易区等への投資を呼びかけたいと強調しました。
ミッション団の方々から、製造産業のインフラ開発、観光産業と製造産業をバランスよく開発する為の方針などについて多くの質問が挙げられました。両側は、今後、奈良県とダナン市は情報交換を続いて、奈良県とダナン市間のビジネス・投資促進を具現化するよう努力すると合意しました。
(IPA Da Nang)