面談では投資促進支援委員会委員長フイン・リエン・フオン氏がIPAダナンの機能と任務を紹介した。投資促進支援委員会はダナン市人民委員会の傘下の機関であり、企業と投資家に「ワンストップ」サービスを提供する機能を持って 2000 年に設立された。国内外の企業や投資家に対してプロジェクトの実施場所の探索など調査段階から投資手続きの実施、投資展開段階までにサポートを提供している。
ダナン投資促進支援委員会委員長ヒュン・リエン・フォンは森健朗総領事に記念品を贈呈している。
また、ダナン市が投資を呼びかけている主要分野についての情報を提供した。ダナン市は現在、ハイテク産業、観光、海洋経済の三本柱分野の発展促進に注力している。ハイテク産業に関しては、半導体回路設計技術、人工知能(AI)技術、エレクトロニクス産業、航空宇宙製造業、産業技術、バイオテクノロジー、医薬品生産、医療機器などに重点を置いており、現在投資家を受け入れるためにインフラが整備されている。
森健郎在在ダナン総領事は、半導体チップ産業発展戦略の構築におけるダナン市の努力を高く評価した。これはダナン市の社会経済的発展にプラスの影響をもたらす分野であると信じている。今後、総領事館は、半導体製造分野における日本の企業や投資家とつながり、ダナン市との連携を強化したい意を表した。特に森総領事は、ダナン市が情報技術(IT)分野でより多くの日本の企業や投資家を誘致するために、日本語能力に優れた質の高い人材の強みを引き続き活用する必要があると提案した。